世界に類のない究極のNC制御ダーツシーマーです! |
従来のレールやガイドなど形状・サイズに応じ製作、調整を必要とせず、コンピューターがXY送りを演算し、角度を割り出し制御する数値(NC)制御のダーツシーマーです。 前身のフロントタックでは斜め縫い部分も深さによって変りますが、全てコンピューターで演算して全体の縫い長さを表示します。 新XY送り機構はXY2個のパルスモーターと高精度なリニアウェイにより構成され、従来にない高剛性と数段にアップした高精度なダーツ縫いを実現します。 |
液晶タッチパネルの採用で操作性が抜群に優れ、高能率が得られます。 |
各装置の調整やスイッチ類の操作も、液晶パネルを軽く触れるだけで操作でき、従来の煩わしい設定を瞬時に行い、高能率な作業が行えます。 ダーツの長さと深さの設定には、従来は試し縫いを繰返し、正確な長さに対する深さを求めなければならず、大変手間を要しました。 本機では必要なダーツの長さと深さを入力するだけですみます。 呼び出しはワンタッチで行えます。 ダーツの寸法も縫い代部での深さと長さが求められます。 本機では地縫い部分でのダーツ長さと深さが入力でき、正確なダーツ量が得られ、ダーツ縫いの精度もここまで来ました。 フロントタックと三角ダーツが続けて取れます。フロントタックの浅い、深いが20パターン、三角ダーツの短い、長いが60パターン入力でき、この組み合わせを20セット入力することができ、これをワンタッチで呼び出せます。1つのダーツを専用に、また、2つのダーツを交互に3、4つのダーツをサイクル縫いとして使用できます。 フロントタックの浅い、深い、三角ダーツの短い、長いを1サイクルとして自動切替で使用でき、レールの交換や角度や深さの設定は一切不要な世界初の画期的なダーツシーマーです。 オーダーズボンの1着を同時に処理できます。 逆からの縫いにより、剣先部を縫い消しで使用することもできます。 縫い消し部はショーティング縫いとなり、綺麗な縫い消しダーツ縫いが行えます。 ダーツの剣先も素材の厚さ変化に応じて、0.1㎜単位の微量調整が装置の調整を必要とせず、液晶パネルによりワンタッチで正確でシャープな剣先が得られます。 止め縫いの条件も、返し止め縫いまたはショーティング止めのどちらかを選択でき、止め縫い長さまでも設定できます。 レールの送り速度や返し縫い部の微量な速度もタッチパネルで変更設定が行えます。 この様な従来機では、為し得なかった数々の機能がNC制御と液晶パネルの採用により、夢のような究極のダーツシーマーが誕生しました。 |
従来通りの機能もそのまま採用 |
従来機の剣先となる“0”ポイントを支点とした、プレート、定規、キーパー装置の一体移動が可能なため、三角ダーツで最大250㎜の場合、深さ50㎜まで角度変更により可能となります。 また、タックダーツではプレート、定規、キーパー装置の移動により、最大深さ35㎜まで可能とします。 |
上下サンドイッチ送り方式 |
送り装置には「ミシン押えと送り歯」を採用し、レールには素材を挟んで送る下板を設け、ヒザ裏付きダーツなどもズレやネジレのない完璧なダーツ縫いが行えます。 |
極厚素材も確実にキャッチ |
1枚の板バネ材によるキーパーは、極厚素材も確実に保持し、剣先部でテーブル面を傷つけることの無い、定規一体のキーパー受けが設けられ、キーパー先が揃い、くるいの生じない保持装置が装備されています。 |
さばき付きクランプ台を装備 |
操作性の良いクランプ台は素材の長さや量により、クランプ位置を自由に移動設置が行えます。束にした素材をクランプ台にセットし、本のページをめくる要領で素材をプレート上にセットし針元へ供給されます。 縫われた素材はエァーブローにより吹き飛ばされ、時にはネジレ、曲がりが生じる場合もあります。これを「さばき装置」が1シーム毎に素材を揃え直して修正します。 この僅かな操作が次の工程で生産性の大幅な改善につながります。 |
累計カウンターと下糸カウンター |
累計カウンターの他に下糸カウンターを設け、使用回数をセットする事で下糸の有無を知らせます。 |
メンテナンスと安全制御 |
安全面も充分に配慮し、万一、素材供給プレートに手を挟まれた時には、自動的にプレートが戻って障害を回避します。 また、ミシン等のメンテナンスには装置がワンタッチで外れ、ミシン頭部と各装置が一緒に起こす事ができ、各部の調整を大変容易にします。調整後の復元は各部の微量調整などを一切必要とせず復元できます。 このように自動機としてのきめ細かな配慮が隅々にまでなされています。 |